ジークフリート(時空の図書館)
Last-modified: 2014-04-19 (土) 10:49:51
1章 ピクニックへ行こう †【プロローグ】
「ピクニックへ行くのです~!」 ある日、ヴァルキリーとジークフリートと共に歩いていると、ソールとマーニがそう言って駆けて来た。 「ヴァルキリー様!ジークフリート様っ!ギリシャ平原でピクニックをしましょう!きっと楽しいのです~!」 ヴァルキリーとジークフリートは、顔を見合わせた。 「お前はどう思う?」 ヴァルキリーに問われたので、楽しそうだとうなずく。 「ところで、料理はどうする?」 ジークフリートの問いかけに、ヴァルキリーは首を傾げた。 「ピクニックといえば、食べ物が付き物だろう?」 ヴァルキリーはしばし考えると、勢いよく叫んだ。 「…わかった!私が用意する!」 【コンパス選択前】
【コンパス選択後】大大大成功:好感度500UP・マリネ1個入手/大成功:好感度200UP/成功:好感度100UP
□運命の選択発生!
【コンパス選択なしの画面】
【エピローグ】
「…で、できた…!この出来なら、明日も大丈夫だろう・・・」 ヴァルキリーは窓の外を見る。いつの間に陽は落ち、暗くなっていた。 その時、とんとんとドアがノックされた。 「ヴァルキリー様っ!」 ヴァルキリーはドアを開いて驚く。 ヴァルキリーは苦笑した。 ジークフリートは、心なしかほっとしたようだった。
2章 出発! †【プロローグ】
ピクニック当日。 「ところで、平原のどこへ行く?」 ヴァルキリーの問いかけに、一行は立ち止った。 「…いいところがある。ついて来い」 ジークフリートはそう告げると、また歩き出した。 ヴァルキリーと顔を見合わせてから、ついて行く。 【コンパス選択前】
【コンパス選択後】
□運命の選択発生!
【コンパス選択なしの画面】
【エピローグ】
着いた場所は、木々が程よく繁って木陰ができ、木立ちの合間を穏やかな風が吹き抜ける気持ちが良い場所だった。 「さすがジークフリート様ですっ!素敵な場所なのです~!」 ソールはうきうきと周囲を走り回る。 ジークフリートは天の陽を見上げた。 「…ちょうどいい時間だな。昼にしよう」 ヴァルキリーは緊張気味に、サンドイッチを入れた包みを広げようとした。
3章 ガルムを追え! †【プロローグ】
その時、ビュッと鋭い旋風に襲われた! 「わ、わ!」 バランスを崩すマーニとソール。驚くヴァルキリー。 その旋風の過ぎ去った先に、オレンジ色の獣の姿を確認した。 それを指さすと、ジークフリートがバルムンクを構える。 「…ガルムか」 ジークフリートと共に振り向くと、ヴァルキリーが顔面蒼白で立っている。 「…サンドイッチを、取られた」 「あっ…あいつを追いかけるです~!」 飛び出していったマーニとソールを追いかけるように、一行は走り出した。 【コンパス選択前】
【コンパス選択後】
□運命の選択発生!
【コンパス選択なしの画面】
【エピローグ】
「…逃がさん」 ついに5人で囲んでガルムを追い詰めた。 「追うぞ!」 そう、これはヴァルキリーの持っていた… 「…遅かったか」 ヴァルキリーが暗い声で呟いた。 サンドイッチは一つも残っていなかった。
4章 食べ物を探そう †【プロローグ】
「ギリシャ平原には、食べられるものがいっぱいあるのですっ!」 ソールとマーニが励ますが、ヴァルキリーはうつむいていた。 「…そうだな。果物ならいろいろ生っているのを知っている。手分けして集めよう」 ジークフリートはヴァルキリーの肩に手をかけようとして、止めた。 「…行ってくる。すぐに戻る」 少ししてから。 ヴァルキリーも顔を上げた。 【コンパス選択前】
【コンパス選択後】
□運命の選択発生!
【コンパス選択なしの画面】
【エピローグ】
「ソールの方がいっぱい集めたです~!」 わいわいと比べ合うソールとマーニを見て、ヴァルキリーはくすくす笑った。 「どちらもたくさん集めているよ。ありがとう」 「先程の場所へ戻るか」
5章 ピクニックの終わりに †【プロローグ】
少しずつ陽が傾きかけ、日差しが弱まり、涼しい風が出てきた。 草原を駆け回るソールとマーニを見ながら、二人が集めてくれた果物に手を伸ばす。 「静かだな」 のどかな時間が流れる。 【コンパス選択前】
【コンパス選択後】
□運命の選択発生!
【コンパス選択なしの画面】
「そろそろ帰ろうか」 陽が沈みかけてもなお、走り回っているソールとマーニにヴァルキリーが声をかける。 「あっという間でしたっ!」 少し微笑んだジークフリート。 答えたヴァルキリーの表情は、明るかった。
エンディング †
こちらこそ、と返すとジークフリートはふっと笑う。 「ヴァルキリーとも、普段はゆっくり話すことはあまりないからな。新鮮だった」 普段ももっと話せばいい、と伝えると、ジークフリートは少し照れたようだ。 「いや…なかなか、きっかけがないと話せないものなんだ。いつもきっかけをくれるお前には、感謝している」 先を歩くヴァルキリーの背中を見ながら、ジークフリートはそんなことを言う。 「これからも、その…あいつとも仲良くしてやってほしい。あれでなかなか強がりなところがあるが、お前には何でも話せるようだしな」 それからジークフリートは、ふと気付いたようにこちらを見て。 「もちろん、俺とも仲良くやってくれると嬉しい」 そう言った後、少し恥ずかしそうにはにかんだ。
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