時ノ欠片~第二章~ ストーリー の変更点
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&ref(時ノ欠片エリアデータ/時ノ欠片プロローグ.jpg,240x130); ※○○にはユーザー名が入ります 「○○様、こちらです〜!」 再び出現した空間の裂け目。 各地の神様たちと情報を共有した所、 以前出現した場所と同じ位置に現れた裂け目もあれば、 そうではない場所で確認できた裂け目もあるらしい。 あなたはナビィに案内され、森の中を進む。 「裂け目がどこに出現するのか、予想できたらいいのですが……」 「どういった条件で出現しているのかさっぱりです〜!」 ナビィの言うとおり、 裂け目の出現位置や条件がわかれば こちらも対策を練りやすいのかもしれない。 「ここです!ほら、あそこに……」 以前、ナビィに背を押され訪れた明るい森。 そして、ナビィが指差す先――同じ位置に空間の裂け目がある。 裂け目の中に引きずり込まれてしまった記憶が呼び起こされ、 あなたは少しばかり冷や汗をかいた。 「近寄らなければ何もしてこないんですね……!」 空間の裂け目は、中の深い闇を覗かせている。 裂け目からは音も聞こえず、以前感じた嫌な寒気もある程度近寄らなければわからない。 やはり、中に入らなければ深い闇の向こう側を窺うことはできないようだ。 「また、この中に入るのですね……!」 「安心して下さい!ナビィもできる限りサポートします!」 ナビィのかけてくれる言葉が心強い。 彼女はぼそっと、あの子のことも知りたいですし……と付け加えた。 あの子とは、闇ナビィのことだろう。 裂け目の奥にある空間も謎が多いが、闇ナビィも謎が多い。 この裂け目を放置しておくと今居る世界に何が起きてしまうのか。 考えるだけでも身の毛がよだつ。 今、自分ができることはこの裂け目を知ること。そして次元を修復すること。 いくつも浮かぶ疑問や不安が少しでも解消される事を祈りながら、 あなたは裂け目に歩みを進める。 深い闇から、何者かが手招きしているように感じた。 ---- 幽幻ノ砂丘――夢幻ノ砂丘とは、感じる空気が違う。 どこか緊張し、張り詰めているような。 あなたはナビィと守護神を連れ、辺りを警戒しながら歩いていく。 足元から静かに、砂を踏む音が立つ。 突然、あなたは目の前に何者かの気配を感じて立ち止まった。 ナビィと守護神もまた、同じようであった。 『待ってたぜ、冒険者』 自分たちに声をかけてきた相手。 一目見て、その者のまとう力は明らかに異質なものだとあなたは肌で察した。 目の前に立つ何者かは、人間とも神とも違う存在。 「で、出ましたね!あなたは確か……」 『オレはヘレグ=クレプシード。前に名乗っただろ?』 ヘレグ=クレプシード。 以前夢幻ノ砂丘で遭遇したスヴェイ=クレプシードを弟と言っていた存在。 緊張感からか、ゴクリと生唾を飲む。 「ヘレグ…あなたは一体何者なのですか……?!」 果敢にもナビィはヘレグに問いかける。 震えてはいるものの、その眼差しは力強い。 『何者かって?ハハ……アンタらが一番よくわかってんじゃないの』 「こ、答えになってません〜!」 『そんな簡単に答えが出ちまったら面白くねぇだろ?』 「そうは言っても……!あなたは魔神なのですか?何が目的なんですか?」 『はーん?一度にどんだけ質問する気だよアンタ』 ヘレグはナビィの質問をかわし、へらへらと笑いながら口元をゆるめ、続ける。 『まぁ……一つ言えることは、アンタらの敵ってこった』 ヘレグの一言に呼応するように、ヘレグの持つ得物が眼光のようにギラリと輝く。 ここで負けるわけにはいかない。 『いいねぇ、そういう目。 楽しませてくれよ?○○さんよ』 |