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※○○にはユーザー名が入ります

「○○様、こちらです〜!」

再び出現した空間の裂け目。
各地の神様たちと情報を共有した所、
以前出現した場所と同じ位置に現れた裂け目もあれば、
そうではない場所で確認できた裂け目もあるらしい。

あなたはナビィに案内され、森の中を進む。

「裂け目がどこに出現するのか、予想できたらいいのですが……」
「どういった条件で出現しているのかさっぱりです〜!」

ナビィの言うとおり、
裂け目の出現位置や条件がわかれば
こちらも対策を練りやすいのかもしれない。

「ここです!ほら、あそこに……」

以前、ナビィに背を押され訪れた明るい森。
そして、ナビィが指差す先――同じ位置に空間の裂け目がある。
裂け目の中に引きずり込まれてしまった記憶が呼び起こされ、
あなたは少しばかり冷や汗をかいた。

「近寄らなければ何もしてこないんですね……!」

空間の裂け目は、中の深い闇を覗かせている。
裂け目からは音も聞こえず、以前感じた嫌な寒気もある程度近寄らなければわからない。
やはり、中に入らなければ深い闇の向こう側を窺うことはできないようだ。

「また、この中に入るのですね……!」
「安心して下さい!ナビィもできる限りサポートします!」

ナビィのかけてくれる言葉が心強い。
彼女はぼそっと、あの子のことも知りたいですし……と付け加えた。
あの子とは、闇ナビィのことだろう。
裂け目の奥にある空間も謎が多いが、闇ナビィも謎が多い。

この裂け目を放置しておくと今居る世界に何が起きてしまうのか。
考えるだけでも身の毛がよだつ。
今、自分ができることはこの裂け目を知ること。そして次元を修復すること。

いくつも浮かぶ疑問や不安が少しでも解消される事を祈りながら、
あなたは裂け目に歩みを進める。

深い闇から、何者かが手招きしているように感じた。

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幽幻ノ砂丘――夢幻ノ砂丘とは、感じる空気が違う。
どこか緊張し、張り詰めているような。

あなたはナビィと守護神を連れ、辺りを警戒しながら歩いていく。
足元から静かに、砂を踏む音が立つ。


突然、あなたは目の前に何者かの気配を感じて立ち止まった。
ナビィと守護神もまた、同じようであった。

『待ってたぜ、冒険者』

自分たちに声をかけてきた相手。
一目見て、その者のまとう力は明らかに異質なものだとあなたは肌で察した。
目の前に立つ何者かは、人間とも神とも違う存在。

「で、出ましたね!あなたは確か……」
『オレはヘレグ=クレプシード。前に名乗っただろ?』

ヘレグ=クレプシード。
以前夢幻ノ砂丘で遭遇したスヴェイ=クレプシードを弟と言っていた存在。
緊張感からか、ゴクリと生唾を飲む。

「ヘレグ…あなたは一体何者なのですか……?!」

果敢にもナビィはヘレグに問いかける。
震えてはいるものの、その眼差しは力強い。

『何者かって?ハハ……アンタらが一番よくわかってんじゃないの』
「こ、答えになってません〜!」
『そんな簡単に答えが出ちまったら面白くねぇだろ?』
「そうは言っても……!あなたは魔神なのですか?何が目的なんですか?」
『はーん?一度にどんだけ質問する気だよアンタ』

ヘレグはナビィの質問をかわし、へらへらと笑いながら口元をゆるめ、続ける。

『まぁ……一つ言えることは、アンタらの敵ってこった』

ヘレグの一言に呼応するように、ヘレグの持つ得物が眼光のようにギラリと輝く。
ここで負けるわけにはいかない。

『いいねぇ、そういう目。
楽しませてくれよ?○○さんよ』